おはようございます。
フッと目に飛び込んできた文字。
ダルマの法則
多様性の思考と言われている時代
仏教でも、信仰する事においても多様性と言われている。
最初に思う浮かぶことは
ゴータマ・シュダールタという人間。
彼は、ヒマラヤの小国の王子だ
自分の周りのいたるところでの苦しみや難儀な事に心を痛めていた。
不安や落胆、戦争、飢饉
人間の欲や権力にすがる心の在り様をみて、
人生は意味のない、愚かな生存競争だと考えた。
だがどうすれば、そのループから抜け出せるのかとも考えた。
ゴータマは29歳の時、家族も財産も後にして、夜中に宮殿を抜けだした。
苦しみや悲しみは神の計らいによっておこるのではなく、
苦しみは本人の心の振る舞いによって生じる事を知った。
心はたとえ何を経験しようとも、渇愛を持ってそれに応じ、しかし、その渇愛が又次の不満を作り上げる事も知った。
したがって、心はいつまでも満足する事を知らずに落ち着かない。
ゴータマはこの悪循環から抜け出すには、
心が渇愛することなく、物事をただあるがまま受け入れる事が出来れば、
それによって、心が苦しみ事がない。
ではどうやって、あるがままを受け入れる事が出来るのだろうか・・
ゴータマは痛みを痛みとして受け入れられる心を鍛えていった。
そして、一種の瞑想術を開発した。
さらに、ゴータマは人々に権力や殺生、邪淫、窃盗を避けるように教えた。
その行為はそれら権力や官能的快楽に渇愛の火を灯してしまうからだ。
渇愛の火を消してしまえば、それに代わる安全な満足と平穏な日々が訪れると。
それが「涅槃」=(消化)であると伝えた。
涅槃の境地に達した人たちはあらゆる苦しみから解放されたという。
その後、ゴータマは「仏陀」と呼ばれるようになった。
渇愛から解放される唯一の方法は
心を鍛えて現実をあるがままに経験する事であるようです。
それが
「ダルマの法則」
苦しみは渇愛から生まれる。
とても人間にとっては深い試みでもあるようですが、
新しい年はそこからどうしても始まります。
ではまた。
良いお年をおむかえくださいませ。
ありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。
裕古