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裕古のひとり言&新着情報

新型コロナウイルスと日本人

おはようございます。

 

昨年「ネイチャー」に掲載された記事を見つけた

 

なんと!!

日本人は「ネアンデルタール人の遺伝子」を持たないから新型コロナに強いという事らしい

 

人類の発祥は

地球のガスの滞りが和らいでから

約、45億年前くらいからといわれている

約、700万年前には人類はチンパンジー類と分岐した。

 

チンパンジーはオス・メスでの戦いで牙を使う

人類はオスとメスが集団生活をする中で現代に近い生活を送ったという。

人類の発祥はアフリカとされている。

人類の名前は実際には100種類くらいあるらしい

 

中でもネアンデルタール人は想像を絶する見たものを処理する能力、

要するに、視覚に関係する能力が優れていたという

次にホモサピエンスが現れ、石器を作るようになり、頻繁に肉を食べるようになった。

この時期が約、250万年前

肉は植物より消化しやすく、腸も短くて済む。腸を使うことによりエネルギーをより回すことで脳はさらに大きくなった。

食事や消化が短時間で済めば空いた時間で石器づくりや石集め、仲間とのコミュニケーションが取れていった。

 

人類史上初の最大の脳を持ったのがネアンデルタール人

 

共にアフリカとヨーロッパで暮らしていたが

共通祖先から約、55万年前に分岐したと言われている。

4万年くらい前にネアンデルタール人は絶滅したという。

 

フランスもイギリスも米国も

かなりの感染者数で現代としては考えられないくらいに

そんなにコロナに弱いのかと想像してしまう。

 

ではなぜ、日本は比較的強いのか

その理由はいくつかあると思っていた。

一つはまじめな性格でマスク生活をしている

一つは生活文化の違い・・ハグや握手

一つはBCG

一つはお風呂に入る週間によって細胞の循環

 

でも、これ!!かなという事があった。

 

ドイツのマックス・プランク人類学研究所とカロリンスカ研究所が「ネイチャー」に発表した論文である。

人間の遺伝子の内、3番目の染色体から新型コロナウイルスの症状を悪化させる

遺伝子6個を発見した。これらの遺伝子は現生人類が約、6万年前のネアンデルタール人から受け継いだもの。

これらの遺伝子を持った人が新型コロナウイルスに感染すると人工呼吸装置を必要とする重症に発展する可能性が極めて高い。

 

ネアンデルタール人はヨーロッパで約、42000年前に絶滅しているが、

その遺伝子をヨーロッパ人の約16%がもっている。

 

韓国や日本、東アジア地域ではこの遺伝子はほとんど発見されていないという。

 

なんと、6万年前の遺伝子が生きていた!!

 

 

沖縄科学技術大学院大学のスバンテ・ペーボ教授の研究グループが同じことを発表している。

博士は、このコロナの重症化は

1,ホモサピエンスとネアンデルタール人の共通祖先から引き継いだ

2,ネアンデルタール人で発生し、それがホモサピエンスに受け継がれた

 

結果、2である可能性が高く、両者が交雑した結果受け継がれてきたものという。

 

南アジア系の人は高い頻度で保有し、アフリカ・東アジア系の人はほとんどいないという

通常こういうことは起こらないとするが、

過去に自然選択の影響を受けた可能性がある事が伺われるらしい。

 

どちらにしても、われわれ人間は病気や感染症と言った様々な出来事に対して変化せざるを得ない状態で

進化してきたともいえると思う。

これからが真の人としての進化の方向性が試されているのかも知れない。

 

ではまた

ありがとうございます。